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デュアルライフとは
デュアルライフとは都市と海や山など、行ったり来たりのライフスタイル。二拠点の生活です。今回、私は横浜と長野を行き来するような生活です。
デュアルライフが可能になったのはおためしナガノ2018のおかげです。2018年9月から2019年の2月まで。約半年間です。
おためしナガノの概要
長野県で IT やってみませんか?というプロジェクト
趣旨として、長野で各自の業務を行うとともに参加状況をSNS等で情報発信します。
このプロジェクトの趣旨として、
地方での暮らしや仕事を考えているIT関係のみなさん、いきなりの移住はちょっとハードル高いですよね。長野県が最大約6か月「おためし」の機会を提供します。期間中、長野にずっと住んでいただく必要はありません。東京など本来の事業地(居住地)を行き来しながらでも構いません。「いきなり移住や拠点開設は…」とお考えの方、この機会に、ぜひ「おためし」してみてください!
ということで、名前の通り、おためしナガノです。
このプロジェクト、採択されると、
- 住居
- オフィス
- 交通費
など、最大で約30万円の補助金がでます。
詳しくはこちら。
申し込んだきっかけ
たまに、Facebookでおためしナガノの広告が流れてきて、楽しそうだなぁと思ってました。
ただ、それで終わって、行動をしなかったのですが、妻がこれ申し込めばと言って、それならと思い、申込みました。
「申し込めば」と言われたのが締切日だったので、急遽資料を作って、送付しました。
妻の出身が長野ということもあり、私も何回か行った事のある土地でした。失敗するリスクもないので、軽い気持ちで申し込みました。
どのような生活をしていたのか
私は元々横浜に住んでいたので、横浜と長野を行き来するような生活となりました。
住居なども提供していただける、非常にありがたい環境なのですが、家が古く、最初は水がでなかったり、お湯がでなかったり、電気のトラブルがあったりなどで、トラブルだらけ。
ただ、地道に修理していただき、最後のほうは快適な生活となりました。
生活用品はこんな感じで、レンタルしていきました。
基本、レンタルです。レンタルだと、補助がでました。半年ぐらい借りると、買っても同じぐらいなのですが、私の場合2拠点生活だったので、すぐに捨ててしまうハメになります。そういう意味では、レンタルで正解でした。
あと、水道光熱費などは、当然自腹です。横浜の家賃も払っていたので、結局なところ、今までの生活費+αという感じでしょうか。地味に、2箇所で水道光熱費払うと、結構な痛手です。
たくさん山を走りたかったけれど…
これは、個人的な問題で、当初予定していた時間が全くとれず、上田の地元の太郎山という山しか登れませんでした。長野県はたくさんの山があるにも関わらず、冬を迎えてしまいました。
子どもが遊ぶには最高の環境
公園が広い&綺麗な場所が多く、子どもが遊びまわるには、最高の環境。
遊具も巨大なものも多いです。こういうところで、子育てしたほうが、子どもだけの幸せを考えたら、良いのかもなと。
一人食べ・飲み屋散策
最初の1ヶ月は特に一人飲み散策していました。
お酒を飲んで、地元の人の話を聞いたり、心の拠り所になりました。
ただ、不思議とランナーに会えず。。。
お蕎麦はやはり、長野が良いですね。美味しいお蕎麦でお腹いっぱい食べられる。
東京では、美味しいお蕎麦は食べれても、お腹いっぱいになることはありません。
副産物
住居のお風呂が狭いのと、そこまで綺麗でなかったので、人生で初のジムに通うようになりました。そこのジムはお風呂からサウナまでついてます。
私はランナーなので、お金を払ってトレーニングするのはもったいないとずっと思ってましたが、お風呂のために申し込みました。
ただ、それだけではもったいないので、トレーニングもやりはじめました。
その結果、マラソンのタイムが自分でもびっくりするぐらい、驚異的に伸びました。
これは、嬉しい誤算でした。
仕事はどうしていたのか
上田駅にあるHanalabというコワーキングスペースを借りて、仕事をしていました。
上田周辺のコワーキングスペースを何個か探したのですが、ここが一番、活気があり、雰囲気が良いと思って決めました。
雑音などが気になる方にはオススメはできませんが、カフェなどで仕事するのが好きな方にはとても良いのかなと思っています。
ここのコワーキングスペース、子どもを持っている人には本当にオススメで、託児所がついていて、格安です。ただ、今は、コワーキングスペース事業はあまり積極的でないので、もしかしたら、借りれなくなる日がくるかもしれません。
最初は託児所を日々使う予定だったのですが、とある事情で数回しか利用できませんでした。
クライアントは東京、名古屋、九州など、全国にいることもあり、打ち合わせは普段からリモートでやっていた部分もあったので、そこまで、苦労はしませんでした。
だいたい、月1回、多い時で週に1度、月4回、東京や名古屋に行ってた形となります。
今の時代なら、リモートで仕事ができる
上記にも少し書きましたが、普段のやり取りはChatworkとSlack。システムの仕事であれば、Git、あとは、Amazonなどの配送などにより、必要な物もすぐに受け取る事ができます。
そうなると、何故、東京など、都市部で仕事をする必要があるのでしょうかね。その答えは下に書いておきます。
新規案件に関して
長野県内で、仕事が取れませんでした。営業0なので、しょうがないのですが。幸い、長野県で新規案件が無くても、問題ないのですが。
あとは、自分の努力次第です。特に、長野県やそこに住む地域の方と交流もありません。自分たちで行動を起こして行くことが必須です。
まわりの人や会社(小規模)も見ていて、県内で仕事を得るというよりも、東京で得た仕事を長野でやるという形をとっている方が多かったです。
積極的に、仕事を取っていく、営業をするのなら、やはり東京など、都市部中心なのかなと。そのあたりが本当に難しいところ。
おためしナガノ2018のメンバーやどういう生活をしているのかを探す
ホームページなどから、メールやTwitterなどのアカウントも知ることができます。
また、#おためしナガノ2018 #おためしナガノ などでつぶやいている事が多く、FacebookやTwitterなどで検索して見るとよいでしょう。
ただ、意外と、書いている人が少ないという問題点がありますが…。
2拠点生活をして感じたこと
長野でも、十分仕事をすることができるということがわかりました。
都心に比べ、人が少なく、自然も多く、本当に生活しやすく、好きな場所の一つになりました。
また、上田駅近くは意外と、お店など何でもあり、生活に困るということがありませんでした。
イオンなどのショッピングモールも徒歩圏内に2つありました。
逆をいえば、同じ長野でも違う場所を選んでもよかったのかもしれないと感じました。
もっと、自然のある場所など。
やっておけばよかった事
特に後悔はないですが、おためしナガノ終了後も長野にいる方は、おためしナガノより前から、長野が好きで、定期的に長野に行っていた方が多いです。
申し込む前の準備から決まってくるのかなと。
逆に、何も知らず、憧れで申し込んだ方だと、移住しなかったり、このおためしナガノのプロジェクト自体の継続が困難だったという話も聞きました。
おためしナガノメンバーで信濃町LIG野尻湖サテライトオフィス&LAMPに行ってきました
おためしナガノのメンバーの一人が企画して、参加してきました。何もしなければ、本当に人と会う機会はありません。自ら、開拓していく行動力が必要です。
せっかく、出会ったメンバーなので、定期的に会えればなと思っています。
もし、おためしナガノ終了後も長野に住んだら
家賃などは都心に比べれば、だいぶ安いですが、車を買う、都内への交通費やそれにかかる時間を考えると、メリットばかりではありません。
自然が本当に好きとか、何かしらの理由がないと、厳しいなと。私の場合はもう少し、歳を取った後でも、全然良いかなと。
これからやっていくこと
おためしナガノが終了し、横浜に戻り、その1ヶ月後には東京に住むことにしました。単純に、もっと仕事をしたいというモチベーションからです。いい充電期間になりました。
あとは、2拠点生活など、普通ではなかなか経験できないような事ができたこと、2拠点で仕事ができたことなど、私の財産となりました。本当に感謝です。
すぐに、長野に移住するという事はできなかったですが、何か違った形で、長野県に貢献できればと思っています。
最後に、関わった皆様、本当にありがとうございました。
これで、おためしナガノに関する記事は最後になるかもしれないのが非常に残念です。
あと、来年も継続事業になるそうなので、おためしナガノあるみたいなので、気になる方はチェックし続けると良いです。