40歳を過ぎても「会社に必要とされる人」でいるための学ぶ技術の感想

先日、石田さんとトレイルランナーの鏑木さんの対談イベントに行って、二人の話を聞いてきました。

この書籍の著者である石田淳さんは、私にとっては、マラソンをはじめたきっかけを作っていただいた方であり、石田さんがいろいろと挑戦する姿を見てきたからこそ、私もサハラ砂漠やアタカマ砂漠などの過酷なレースに挑戦し、完走できたと思っています。アタカマ砂漠で、ご一緒させていただき、書籍に書いてある事を、リアルで学ばせていただきました。

書籍のタイトルが「40歳を過ぎても…」と書いてあるからこそ、20代、30代こそ読む価値があるなと感じました。

これから、人生100年時代、そして、AIと差別化していかなくてはいけません。
その中で、どう学んでいくのかが非常に重要で、それを再認識させられる書籍でした。

気になった部分を引用し、感想を書きます。

『もともと頑張り屋で辛抱強い日本人は、「 10 年後のためなら今の生活は犠牲にしても仕方ない」といった発想になりがちです。実際に、「 50 歳を迎えるまでは、仕事と勉強以外のことは考えない」と、趣味の一つも楽しまずに頑張っている人を知っていますが、ちょっと心配です。』

これは、子育ても共通していると思っていて、私は現在30代前半ですが、40代、50代の方と接する機会が多いです。子育ての話をすると、子どもが20歳以上の人の親と、3歳以下の親では、価値観が全然違うなと感じています。

オムツを変えたり、本を読んだり…。こういう事は今はする親も多いですが、昔はあまりしていなかったみたいです。子育て=母親がするもの、仕事に専念するという、図式が成り立っていたからだと思います。

仕事も犠牲にせず、今しかできない子育ても継続したいと改めて感じました。

また、40代でも、50代でも、60代でも、若く感じて、尊敬できる人は、仕事も趣味もすごい極めて、楽しんでいる印象があります。石田さんもその一人です。私もそのような歳の取り方をしたいです。

『「勉強しよう」と思い立つことと、実際に「勉強した」という事実の間には、とても深い川が流れています。』

口だけの人、実際に行動した人では、説得力が全然違います。
例えば、早起きがいい!と多くの人が思っています。
ただ、実際に早起きをしていない人がいくら、早起きがいい!と言っても、説得力がありません。

本書籍でも、書いてありましたが、セミナーで、どんな良いことを言って、実際にやるのは本当に一握り。だからこそ、一つでも実践する事が、大きなアドバンテージとなります。

こんな事を書くのは、私もあれやりたい、これやりたいと思いつつ、未着手の事も多いので。

『あなたは「最新の情報はインターネットにある」という思い込みに縛られていないでしょうか。それは間違った考えです。ここまで「速度」が極まった社会では、むしろ新しさはたいした価値を持たなくなっています。こうした時代だからこそ、インターネット上で流布するニュースだけではなく、新聞や書籍を読みこなすことをお勧めします。』

すごく、共感しました。

私はWebの集客周りの仕事をしているのですが、最近は、専門家でない人が適当な事をそれっぽく書き、それが、上位に表示されたりします。

Googleもそれに対して、いろいろな施策を打っているのですが、今のところ、不完全に終わっています。私は、特に、SNSとの付き合い方をだいぶ見直しています。また、最近は書籍を多めに読むようにしています。

『さまざまなビジネスがテクノロジーによって変革されている現状を考えても、プログラミングのイロハはわかっていたほうがいいに決まっています。が、誰にとっても最優先で取り組むべき課題かと問われれば、答えは「NO」です。』

プログラミングをちょっと学んでも、正直なところ、役立たないと思います。
私も数年勉強してようやく、プログラムを自由に書けたり、プログラミング思考を元に、いろいろと考えたりする事ができるようになりました。

今、子どもにプログラミングを教える事が流行ってきていますが、

・プログラミングを書けることを目的とするのか

・プログラミングを通して、プログラミング的な思考を身につけ、日々の生活に役立てるのか

で、教え方が全然変わってきます。

書籍を読んで、忙しい時間の中で、勉強を続けるにはそもそも、どうしたらいいのか?どう、100年時代、AIと向き合う事に活かしていくのかが、書かれていたので、非常に参考になり、かつ、考えさせられる1冊となりました。

やる気とか、気合など、抽象的な書き方に逃げず、誰にでも応用できるように書かれているので、是非、読んでいただけたらと思います。

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