登山家・栗城史多さんがエベレスト8度目の挑戦をされています。
栗城史多さんのFacebookページ
ルートはどうやら、南西壁ルートらしいです。
2018年5月18日の動画
南西壁ルートどうやら、すごいルートみたいです。
Facebookページを見ていると
彼が挑もうとしている南西壁は、世界でも成功例の少ない最難ルートですよ。
と言っている方など、山に詳しい人程、困難なルートだとわかるみたいです。
過去に南西壁からの登頂者は15人、内 日本人は群馬岳連隊の6人のみ。
https://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/15510460.htmlより引用
【エベレスト登山】図解エベレスト南西壁冬季無酸素単独は可能か。
画像を見ていて、普通に無理!!と思ってしまいます。
なぜ、わざと、困難な道を選ぶのでしょうか。正直、不思議です。
AbemaTVでは今回生中継されるみたいです。
生中継!9本の指を失った登山家・栗城史多 エベレスト8度目の挑戦
果たして、頂上から生中継されるのか、本当に楽しみです。
あらためて、日本人のエベレスト登頂者をみてみます。
こうやって見ると、無酸素だろうとなかろうと、簡単なルートだろうと、登頂自体、非常に困難で、死との隣り合わせということもよくわかります。
不運もあったとはいえ、登頂までに4回の挑戦をしています。そして、何とか達成。
費用面でも、相当な苦労をされたみたいです。でも、最後は登頂しているのは本当に素晴らしいです。
こうやって考えると、栗城さんが、挑戦していることは非常に困難を極めています。
個人的には、酸素あっても、単独でなくても、ルートが比較的易しくても、尊敬します。
栗城さんのWebサイトを見ていて、登山家からの視点、一般的な登山を知らない方からの視点、スポンサーからの視点、見方によって、全然違うみたいですね。
この方が山で生活している動画をみてたら、これが本物の登山家なのかと。クレイジーすぎて、感動しました。
栗城史多、「8度目の正直」でエベレスト登頂へ 「彼は“ただの登山家ではない”から面白い」大蔵喜福氏
「他人に何を言われようと、その部分がブレない。そこに彼の人間性と価値がある。だから僕は、何度失敗してもいいと思っていますよ。『ここから登れ』とか『もたもたやってるんじゃない』とか、もはやそんな言葉は彼の目的からしたら何の意味も成しません。逆に『もっといい絵を描けよ』という叱咤なら理解はできる。だって、そういう境地に至っている登山家であれば、彼の批判をしたりしませんからね」
話を戻しますが、個人の意見として、これだけ失敗を繰り返しているにも関わらず、立ち上がり、挑戦できるだけの、資金を調達できるところは本当にすごいと思います。私には無理です。
だんだんと実力が見え隠れしてきたので、そろそろ、登頂してほしいなと思っています。でも、指を切断するなど、ご無理はないように。
どんなに登る技術や体力があっても、応援されない人は応援されないですから。そして、たくさんの批判を受けても、ヘコタレナイ精神力。普通に考えたら無理です。すごいです。
なんか、すっかりとファンになってしまったようです。
Contents
追記、栗城さんの訃報
栗城事務所の小林と申します。
このようなお知らせになり大変申し訳ございませんが、
エベレストで下山途中の栗城が遺体となり発見されました。下山を始めた栗城が無線連絡に全く反応しなくなり、暗い中で下から見て栗城のヘッドランプも見当たらないことからキャンプ2近くの撮影隊が栗城のルートを登って捜索し、先ほど低体温で息絶えた栗城を発見いたしました。生きて帰ることを誓っておりましたのに、このような結果になり大変申し訳ございません。
私の知り合いで、今年挑戦した方がいて、失敗しました。数年後、登頂目指して、トレーニングをしている方がいます。だからこそ、少し身近に感じてきたエベレスト。そして、栗城さんのFacebookを日々見るようになった矢先に…。
会ったことないですが、悲しくて、悲しくて。夢の共有の最終形態が死なんて、本当に悲しすぎる。嘘であってほしい。ご冥福をお祈りします。
そして、これから挑戦される方、本当に死なないでほしい。
冒険の共有-NHKスペシャル-
●NHKスペシャル(NHK総合)で下記の番組も放映されるそうです。
1月14日(月・祝)
21:00-21:50
「“冒険の共有” 栗城史多の見果てぬ夢」
追記-栗城さんと東大受験-
栗城さんと東大受験。
浪人しているときに、東大合格を目指している子に出会いました。
雑談すると、東大についてや、東大のための授業について、熱く語っていました。
この授業が役に立つとか。
ある時、その子のテストの結果を見て、本当にびっくり。
何と、200点満点のセンター試験の模試ですら、100点を切るレベルでした。
そして、そんな模試の点数が続けば、化けの皮が剥がれてしましました。
最初は皆その子の話を聞いて、凄いな〜って言ってました。
東大目指すだけで、全然注目度違いますからね。
でも、だんだん、その子は孤立していきました。
結局、彼は「東大受験を目指している自分が格好良い」と思っていたのかなと思いました。
偏差値30だろうと40だろうと、東大受験を目指して、十数時間勉強して、努力して、勝負しに行くのなら、尊敬するけれども、結局努力すらしていなかったと。
私は、自習室に朝から晩までこもっていたのですが、少なくとも私が見ている範囲では、勉強している感じはしませんでした。
当然、センターでは足切りだし、Fランクの大学に入学していきました。
世間を知らなかったので、こんな人間がいることにびっくりしていました。
栗城さんの事、私は尊敬しています。講演家やクラウドファンディングでお金を集められる力など。そして、多くの人に力を与えたこと。私には真似できません。
過去の記事や講演を漁っていくと、最初は純粋に山と関わってきたように思います。
ただ、だんだん、それで、世間に注目されるようになり、自分を大きく見せているようになり、歯車が狂っていったような気がしてならないです。
【登山家としてみると】
彼のトレーニングやフルマラソンなどの記録を見ると、正直残念です。
山のプロから見るともっと残念なのだろうかと思います。
今の時代、嘘も簡単にバレてしまいます。その他記録なども。その本質を見ずに、無責任に応援している人やスポンサーが今回の死に追いやったとしか、思えないです。
改めて、ご冥福をお祈りします。