【内容紹介】
はじめにの部分で、
この本は○○がうまくなるための本です。
○○の中身は何でもOK
と書かれています。
何かを新しく始めたい時、または、上達したいものがある時、
この書籍はとても役立つと思います。
何でもOKな理由は、上達の仕方の根本的な部分は全く同じだからです。
ここでは、2通りの人が紹介されています。
1.何をやってもうまくなる人
2.なかなかうまくならないひと
『仕事、勉強、趣味、スポーツ…分野を問わず「何をやってもうまくなる」という人があなたの周りにいませんか?
その一方で、「時間をかけて練習しているのに、なかなか上達しない」という人もいます。』
たしかになと。
そこで、前者になるために11の行動技術が書かれています。
1.気持ちを整えて始める
2.目標は具体的に設定する
3.使える時間を見積もる
4.小さく始める
5.お手本やライバルを見つける
6.自分の現状を知る
7.自分の行動を検証する
8.楽しくなる仕組みを作る
9.続けられる仕組みを作る
10.失敗を楽しむ
11.本番に強くなる
私の経験を踏まえて、書籍の紹介をさせていただきたいと思います。
うまくなる人は、初めは必ず成功できる目標から始めている。
私は、本の著者の石田さん同様、フルマラソンや100kmマラソンやサハラ砂漠マラソン(6日間250km)を完走しています。
でも、昔から走っていたわけではありません。
実は、本の著者の石田さんに誘われて、マラソンをはじめました。
過去のブログにこのように書いてありました。
2010年11月23日の記事。
石田さんと飲んだのをきっかけにして、マラソンを走る事になりました。
初挑戦でドキドキしています。
マラソン自体はまだ走っていませんが、既に満足です。
何故かというと、マラソンに挑戦するにあたり、時間のあるときは、毎日走るようになりました。
ちなみに石田さんとの出会いのTwitterとブログです。このツールがなかったら、私の今はないでしょう。
また、こんな事も書いていました。
昔から、走ることは全く苦にならなくて、体育とかで苦しそうに走っている人を見るのが好きだったぐらい(性格悪い???)。
でも、今も、ただ走るのが苦手。走った先に、テニスに還元できるからこそ、走れるのかなと。
そうなんです。昔はテニスがうまくなるために、走ることはできたのですが、走るために、走ることが意味がわかりませんでした。
そんなこんなで、河口湖マラソンを完走しました。もう、最初はヘロヘロでしたし、何が何だかわからなかったので、二度と走りたくないと思った次第でした。30kmでもう足が痛くなったので。
—ここまで—
これで、わかるとおり、最初は毎日走るといっても、歩く距離を伸ばしたり、走るといっても、せいぜい、5kmぐらいで満足していました。
そのようなところからスタートしています。
もし、これから、マラソンを始める人がいたら、いきなり走ると怪我をしたりする原因にもなります。
全く運動経験がなければ、ウォーキングなど、小さいところから、確実にこれなら続けられそうなところからはじめるといいと思います。
『うまくなる人は、ゴールまでの途中に小さな目標を設けている』
『達成感を味わうということを、行動科学ではとても大事にしています。実際、うまくなる人は、達成感を味わうために仕組み作りがうまい人です』
結局、辛いだけでは、続かないのが現状です。決して、根性など使ってはいけません。
今年は、10月1日に行われる、アタカマ砂漠マラソン(6日間250km)を本の著者の石田さん含め、私も走ってきます。
すごいなと思うのが、アタカマ砂漠を走ると決めてから、それまでに、スモールゴールをいくつも設けていて、いろいろなトレイルランなどイベントに毎月のように申し込んでいました。
私もそれにいくつかはご一緒いさせていただきました。
小さなゴールをいくつもたてて、1つずつ、こなしていく、本当に参考にさせていただいています。
それに付随して、
『うまくなる人は、初めは必ず成功できる目標から始めている』
と書かれています。
これは、本当にオススメで、だいたい、多くの人は大きな目標をたてたりします。英語を上達したいと思ったら、1日3時間勉強するなど。結局3日過ぎたあとには、もう勉強しなくなります。
そのような状態になるぐらいなら、電車に乗るときだけ、英語のリスニングをするなど、それぐらいで、十分だと思います。
『うまくなる人は、人と比べ過ぎず、人の心を読み過ぎない』
『うまくなる人は、競争心の強い人が多いです。中には「何でも勝ちたい、一番になりたい」という人もいます。けれども、一方で、人と自分を比べ過ぎないことの大切さもわかっています』
これ、昔は競争心の塊でした。つい、人と比べて落ち込んだり。そんな事ばかりでした。
ただ、マラソンを始めてからは、今できることに集中したり、あとは、いかにして、仲間と完走できるか、楽しめるかも一つの楽しみになっています。
『うまくなる人は、仲間と一緒にやっている』
本当にそのとおりだと思います。
仲間がいて、皆頑張っているからこそ、自分も頑張ろうと思うし、困っていることがあれば、助け合いもできます。
それで、成功率も高まりますし、何よりも楽しい限りです。
『うまくなる人は、自分のために始めて、誰かを想ってゴールをする』
昔、これの意味が全くわかりませんでした。全ては自分のために!!と思ってやっていました。
ただ、最近、結婚や子どもが生まれてから、丸くなってきたのか、まわりの人を想うようになってきました。
走っている時、辛い場面に多々遭遇します。
そんな時、いつも、○○さん、ありがとうと言うようにしています。
そうすると、不思議と力がもらえますし、仕事もうまく回っている気がします。
その他、人によって、役立つポイントが違うと想うので、ぜひ、書籍を手に取っていただけたらと思います。