教育工学への招待 改訂新版 教育の問題解決の方法論 (ジャムハウスの教育書)

  • 教育工学って何?
  • これから教育工学を研究したい
  • 何となくキーワードは聞いたことがある。
  • 情報教育に興味がある

という方におすすめの書籍です。

本の著者、赤堀先生は、私が大学院時代お世話になった、研究室のボスであり、この赤堀研究室から、多数の研究者が育っています。

私は大学4年生の時、この本を読ませていただきました。

そして、改訂新版になったということで、再度、勉強し直すために、読ませていただきました。

Contents

教育工学の具体的な研究テーマ

・情報教育の教員研修をどのように実施したらいいか
・生涯学習が盛んになるが、この個別学習をどのように実施したらいいか
・プレゼンテーションのスキル向上させたいが、どうしたらいいか
・電子掲示板で生徒たちの作品やレポートを掲載しているが、その評価をどうしたらいいか

など、わかりやすいテーマを元に、どう研究のアプローチを取ればよいのか書かれています。

教育工学の思考

学問の多く、基礎的な知見や価値観や考え方を提示。
では、それを現場で使えるのか?教育工学は現実の教育課題を対象。とはいえ、研究は小手先のテクニックでは、汎用性(科学)ではない。そして、課題を克服するためには、人の叡智を寄せ集める必要がある。

例えば、情報工学、学習心理学、認知心理学などもまたがっていたり、研究者同士で連携を取る必要もある。その上で、行動主義、認知主義、状況論的学習とは…。と教育工学を学ぶ上で、基礎的な要素が詰まっていて、わかりやすく書かれています。

だからこそ、大学や大学院の授業でこのテキストが使われるのもよくわかります。

そして、さらに興味を持った章などあれば、参考文献などもまとまっているので、研究を深めたい場合、さらに、参考文献を読み進めていくのが、第一歩かなと思います。

久々に読んで

もう一度、研究にチャレンジしてみたいという気持ちがふつふつと湧いています。

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