私の子どもも1歳半になり、今後、どの学校に入れればいいのかなど、真剣に悩んでいます。
正直な話、昔なら、ひとまず東大にいければ、まぁ何でもできるという時代でしたが、今や、学校の勉強をすればするほど、馬鹿になる可能性もあるなと私は思っているので、結構考えます。
この作者は入れる学校がないので、自分で作ってしまおうと思い、実際に作ってしまったところがすごいです。
今の学校の問題を端的に表していると思います。
インターナショナル小学校なら他にもたくさんあるんじゃないの?
そう思われるかもしれない。
たしかにそうなのだが、実は、ウチやお友だちのご家庭が探していた学校には、あと二つばかり条件が加わる。 ・日本語(国語) もしっかりと教えてほしい ・第四次産業革命が進行中だからプログラミング技能も身につけさせたい
幼児教育を真面目にやっている家庭ほど、小学校をすごく悩むという話をよく聞きます。
先生が平気でウソを教えてしまう算数。いっこうになくならない、いじめ問題。増える一方の不登校児。英語ができない先生と、日本を 舐めきっている外国人講師(アシスタント・ランゲージ・ティーチャー) による形だけの英語授業。そして、世界の初等教育の 趨勢 であるプログラミングを2020年に必修化するというが、いったい誰が教えるのか?
正直な話、小学校の先生に、学校の勉強を教わっていいものなのか、本当に疑問です。私が教育学部出身ということもあるのですが、正直、小学校の先生がセンター試験を受けたら…。悲惨な結果になると思います。
正直、あまり勉強できなくても、学校の先生になれてしまえるという現実があります。
私は、算数の足し算の順番の問題と、漢字の字体の問題に、共通する 胡散臭さを 嗅ぎ取る。それは、教育に限らず、人々がどうでもよい「細部」にこだわり始め、「唯一の正しい答え」がないと安心できない、社会全体の病気ではないかと思うのだ。
これもすごく共感できます。
2020年度から文部科学省は、英語の5、6年生での必修化と、3、4年生から「英語を遊びながら親しむ」ことを決めた。また、同時にプログラミングも小学校から始めることを決めた。文科省はお気楽だ。
プログラミングって、本当にだれが教えられるのでしょうね
私たちは、F先生の話を聞きながら、小学校の先生が絶対的に正しいわけではなく、世の中にはまだまだわかっていないことがたくさんあり、小学校の先生よりも、もっともっと物知りのエライ学者という人種が存在することを知るのだった。 先生でもまちがう。先生でも知らないことがある。そんなことを子どもたちに教えてくれたF先生の授業は、一部ではあったが、今から考えると「探究型アクティブ・ラーニング」の先駆けだったのだと思う。
もし、先生を選べるなら、こういう先生に出会わせたいです。
ウチの学校の方針を一言でまとめるのであれば、 「一生、学び続ける姿勢」 を学んでもらう、ということに尽きる。私の友人の科学史家によれば、未来予測の8割ははずれる、という統計的な研究があるそうだ。
この姿勢を子どもに学ばせたいなと。
この際、何度でも言おう。英語ができるかどうかで、インターネットから取得できる情報に大きな差が出てしまうのだ。英語ができれば、そういった情報格差をも乗り越えることが可能になる。
本当におっしゃる通りです。
最後に、私の意見。
学校の先生目線で書くと、休みもあまりなく、本当に頑張っている先生が多いです。
ただ、インターネットがこれだけ普及して、世の中的に求められている物が変わっている時代。それにも関わらず、教育的な事はほとんど変わっていないという現実…。
本当に大丈夫なのか、改めて、考えさせてくれる1冊となりました。
文部科学省や学校を批判するよりも、身近なところから変えていこうと思った次第です。